この記事でわかること
- 転職を考え始めてから最初にやるべきこととその順番
- 「もっと早くやっておけばよかった」と後悔したこと
- エージェントにいつ・どう相談すればいいか
- 職務経歴書の準備をどのタイミングで始めるか
- 転職を考え始めた段階から「情報収集だけ」でも動く価値がある理由
「辞めたい」と思い始めてから7年、動けなかった理由
転職を意識し始めたのは、入社3年目頃のことでした。
仕事に慣れてきた頃から「このままここにいていいのかな」という気持ちが出てきて、求人サイトを眺めることはありましたが、本格的に動くことはしませんでした。そのまま4年目、5年目と過ぎていきました。
「転職したい」という気持ちはあるのに、なかなか動けない。その理由を今振り返ると、大きく2つあったと思います。
ひとつは「今の仕事を辞めるほどの明確な理由がない」という感覚。不満はあるけれど、今すぐ辞めなければいけないほどではない。そのあいまいさが、行動を先延ばしにしていました。
もうひとつは「自分の市場価値がわからない」という不安です。転職したとして、今より良い条件の仕事に就けるのか。そもそも採用してもらえるのか。その見通しが立たないまま、なんとなく動けない日々が続きました。
結局、本格的に転職活動を始めたのは入社7年目でした。3年目から数えると、4年以上も「考えているだけ」の状態が続いていたことになります。後から思えば、もっと早く動いていれば、現職での年収交渉の余地も、転職先の選択肢も、もっと広かったと感じています。

最初にやること①:求人サイトで「相場感」を把握する
転職活動を始めるとき、最初にやったのは求人サイトで希望職種の求人を調べることでした。
これは転職する気持ちが固まっていなくても、今すぐできることです。登録だけなら無料ですし、求人を眺めるだけでも「今の自分の職種はどんな会社が求めているのか」「年収の相場はどのくらいか」という感覚がつかめます。
私が求人サイトを見始めて最初に感じたのは、「思ったより自分の職種の求人が少ない」という現実でした。資材購買というニッチな職種だったこともあり、希望に合う求人を見つけること自体が一つのハードルでした。
この「相場感の把握」は転職活動における地図づくりです。地図なしに動き始めると、後から「こんな選択肢もあったのか」と後悔することになります。まず求人サイトで全体像を把握することが、最初の一歩として最も手軽でリスクがありません。
最初にやること②:エージェントに早めに登録する

求人サイトと並行して、あるいはそれより先にやっておくべきだったと後悔しているのが、転職エージェントへの早期登録です。
私がエージェントに登録したのは転職活動を本格的に始めてからでしたが、今思えばもっと早い段階、できれば「転職するかどうか迷っている段階」から登録しておくべきでした。理由は大きく3つあります。
理由①:自分の市場価値が客観的にわかる
エージェントは日々多くの求職者と企業を見ています。「あなたの職種・経験年数では、年収相場はこのくらいです」という情報を、無料で教えてもらえます。これは求人サイトを眺めているだけでは得られない、プロの視点からの情報です。
理由②:業界・企業の内部情報が手に入る
求人票に書いてある情報だけでは、実際の職場環境や社風はわかりません。エージェントは企業の採用担当者と直接やり取りしているため、表には出てこない情報を持っていることがあります。複数のエージェントから情報を集めることで、判断の精度が上がります。
理由③:職務経歴書の作り方を教えてもらえる
転職活動で多くの人がつまずくのが職務経歴書です。エージェントに早めに相談することで、「どんな内容を書けば評価されるか」「自分の経験のどこが強みになるか」を一緒に整理してもらえます。私自身、エージェントに職務経歴書の草案を見てもらい、何度も推敲してもらいました。この作業を通じて、自分では気づいていなかった強みを言語化できたと感じています。
登録は無料でできますし、登録したからといって必ず転職しなければいけないわけではありません。「情報収集だけ」という使い方でも十分に価値があります。
最初にやること③:職務経歴書の草案を早めに作り始める

転職活動の中で、想像以上に時間がかかったのが職務経歴書の作成でした。
「自分がこれまで何をしてきたか」を文章にまとめる作業は、やってみると思った以上に難しいです。日々の業務をこなしているうちに、自分の実績や経験が当たり前のことに見えてしまい、「これは職務経歴書に書くほどのことではないか」と思ってしまいがちです。
私がおすすめしているのは、転職する気持ちが固まっていない段階から、まず書けるだけ書いてみることです。完成度は関係なく、箇条書きでもいいので「自分がこれまでやってきたこと」を書き出してみる。その草案をエージェントに見せると、「この経験はこう書いた方が評価されます」「この実績は数字を入れると伝わりやすいです」というフィードバックがもらえます。
職務経歴書は一度作ってしまえば、転職活動中に更新していくだけです。早めに草案を作っておくことで、いざ本格的に動き出したときにスピードが全然違います。
「7年も動けなかった」私が今思うこと
入社3年目から「辞めたい」と思っていたのに、本格的に動いたのは7年目でした。
その4年間を後悔しているかというと、一概にそうとも言えません。その間に現職での年収が上がり、それが転職時の交渉ベースになったという側面もあります。
ただ、一つ確実に後悔していることがあります。それは「情報収集だけは、もっと早くやっておけばよかった」ということです。エージェントへの登録、求人サイトの確認、市場価値の把握。これらは転職する気持ちが固まっていなくても、今すぐできることです。そして、早めに情報を持っておくことで「今動くべきか、もう少し待つべきか」という判断が、ずっとクリアになります。
使った転職エージェントの詳しい感想は以下の記事にまとめています。
→ 【関連記事】転職エージェントを実際に使った本音レビュー|年収200万円アップの全手順
よくある質問
Q:転職を考え始めたばかりでエージェントに登録していいですか?
A:むしろ早い段階での登録をおすすめします。転職する気持ちが固まっていなくても、市場価値の把握や情報収集という目的だけでも十分に使えます。「登録=転職する」ではありません。
Q:複数のエージェントに登録した方がいいですか?
A:2〜3社への登録をおすすめします。1社だけだと情報が偏りますが、多すぎると管理が大変になります。私はリクルートエージェントとdodaを中心に使いました。詳しくは別記事で紹介しています。
Q:職務経歴書を書いたことがないのですが、何から始めればいいですか?
A:まず箇条書きで「自分がこれまでやってきたこと」を書き出してみることをおすすめします。完成度は関係ありません。その草案をエージェントに見せて、一緒に推敲してもらうのが一番効率的です。
Q:転職活動にどのくらいの時間がかかりますか?
A:私の場合、1回目は約半年活動しましたが内定には至らず断念しました。その後現職で昇給を重ねてから臨んだ2回目は約3ヶ月で内定を獲得できました。活動期間は状況によって大きく変わりますが、現職年収のベースを上げてから動いた方が結果につながりやすいと個人的には感じています。

まとめ:転職を考え始めたら、今すぐ情報収集だけでも始める
- ①求人サイトで相場感を把握する:希望職種の求人数・年収水準を確認する。登録無料・今すぐできる
- ②エージェントに早めに登録する:市場価値の把握・業界情報・職務経歴書の添削。転職意志が固まっていなくてもOK
- ③職務経歴書の草案を早めに作る:箇条書きでいいので書き出す。エージェントと一緒に推敲する
私が一番伝えたいのは、「転職するかどうかまだわからない段階でも、情報収集だけは始めておく」ということです。行動を起こすのが早ければ早いほど、選択肢が広がります。私自身、7年も動けなかった経験から、それを強く感じています。
まず登録だけでも、今日中に済ませてしまうことをおすすめします。最初に登録するなら リクルートエージェント(求人数No.1)と doda(使い勝手・バランスが優秀)の2社がおすすめです。
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